人工林整備の体験を通して、森林の在り方・手入れの大切さ・環境の保全について学ぶ事を目的に本活動を実施しております。2年連続で炭焼き体験活動を行いましたが、今年はしばらくぶりに人工林の間伐体験活動を行いました。
●実施日:09年11月22日(日)
●時間:10時30分〜14時45分
●場所:青山荘手前の布川沿いの人工林
●参加数:24名(スタッフ含む)
当日は天気予報では午後から雨の予報でしたが、早朝雨が降りました。幸いにも集合時間前に上がり終了時間まで天気が持ちました。
|
中村理事長の間伐方法の説明 |
10時30分に丹沢林道の斜面を下り、布川を渡って間伐地に入りました。理事長から間伐方法の説明を受けた後4班に分かれて間伐体験活動を行いました。 |
間伐対象の木に巻かれた目印のテープ |
間伐する木には、林業の専門家のスタッフにより事前にテープが巻いてあります。間伐する木が他の木にぶつからないよう、倒す方向を決め、倒す方向に切り込みを入れます。 |
倒す方向にロープで引っ張ります |
木にロープを掛け、倒す方向に引っ張りながら切り込みの少し上から鋸で切ります。
間伐した木は枝を落とし、動かせる大きさに切断し、斜面と平行に置きます。土砂の流出防止と歩行の障害とならないようにすることが目的です。 |
間伐初体験と見守るスタッフ |
土留めの役を果たす間伐材 |
[家族で参加]
今回、参加した中には未経験者の子供づれが二組(5歳と9歳)いました。私の参加した班には5歳のお子さんを連れたご夫婦がおりました。
スタッフが手を添えて5歳の僕もこの木を切りました。記念に切り株を薄く輪切りにして渡しました。ご両親も数本ずつ間伐体験しました。
中村理事長がこの木の切り株を切って椅子を作ってくれました。気に入ったと見えて長い間じっと座っていました。その後木の枝や杉の落ち葉を椅子に乗せて遊んでいました。
最初山の斜面をやっと歩いていたお子さんが、帰りにはスタッフの後についてどんどん歩いて行ってしまい、ご両親が追いつけませんでした。このまま自然の好きな元気な子供に育ってほしいと思いました。 |
「はじめての伐採」
スタッフが手を添えて5歳の僕もこの木を切りました。記念に切り株を薄く輪切りにして渡しました。 |
主催/丹沢自然保護協会・丹沢の緑を育む集い・丹沢大山自然再生委員会
【情報提供】丹沢自然保護協会 山形輝夫様 |