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活動報告 平成23年度

 森の学校[春の教室]
  平成24年3月26日〜28日 表尾根・ヨモギ尾根周辺・西丹沢
主催/丹沢自然保護協会
後援/丹沢大山自然再生委員会
上記活動報告は丹沢ホームHP「2012森の学校・春の教室」をご覧下さい。
森の学校

自然教室「ミニ登山隊しゅっぱーつ!」
自然観察会日時/平成24年3月10日(土)雨天中止 3月25日(日)臨時開催
場所/秦野ビジターセンター・周辺の登山道

主催/秦野ビジターセンター
後援/丹沢大山自然再生委員会
協力/神奈川県自然環境保全センター

 みろく山の会 第30回清掃・登山道整備活動報告
開催日/平成24年3月3日(土)
場所/大倉尾根、ヤビツ峠、鍋割山他

この冬、全国的な寒波で丹沢も雪の降る日が多い冬でした。前日も雨が降りコンディションが心配されましたが、2012年3月3日(土)曇り空のもと会設立30周年記念事業の第30回清掃・登山道整備活動が289名(内自然保護部員14名一般参加33名)の参加者と関係の方々のご協力とご支援により盛大に実施されました。
今回、体力的に無理のないコースを加えた清掃の7つのコースには昨年を大幅に上回る256名が参加しました。清掃した場所は大倉バス停付近と毎月の月例山行で利用している大倉尾根を含めた4コースにヤビツ峠付近の2コースと鍋割山を加えた7コースで収集したゴミを可燃物と不燃別に分別し、パークセンター裏のバス駐車場で計測した結果326kgで、処分を秦野市に依頼しました。登山道のゴミは登山者のマナー向上もあって大幅に減っています。今回、1000m以上の高い地点は雪に覆われていてゴミの収集はほとんどできませんでした。林道周辺の傾斜地には、一般の生活ゴミや産業廃棄物の不法投棄が相変わらず目に付きます。毎年同じコースで清掃活動を実施しているにもかかわらず毎年同じ量のゴミを収集しているのが現状です。林道周辺の清掃活動も貴重な水源を守る上で今後も継続していきますが、不法投棄防止策については秦野市へ意見交換を求めていきます。
清掃活動に登山道整備が加わって7回を数え、水切りは今回の2ヶ所を加え39箇所になり、ヌカルミ対策は昨年から始めた岩礫敷設方式を2ヶ所でおこないました。登山道整備は33名が3つに別れ、1コースは丹沢ベース下から観音茶屋下までに水切り2ケ所と段差解消を、2コースは一本松ベンチ上でヌカルミ対策と駒止ベンチで土留めの設置、3コースは昨年富士見平でおこなったヌカルミ対策を継続しました。特に3コースでは初めて一般の3名が参加され、いろいろな情報交換ができたことはとても良い体験となりました。
午後3時から秦野戸川公園パークセンター前の広場で報告集会が行われ、大友山行統括部長が鎌田理事長の代理として挨拶があり、続いて県自然保護環境保全センター濱名自然保護公園部長、秦野市商工観光課清水さん、NEXCO中日本株式会社環境・技術管理緒方副部長からそれぞれ祝辞と謝辞をいただきました。その後30周年記念Tシャツの披露があり、ビジターセンター村上さんに記念写真のシャッターを押していただき、活動を無事終了しました。
丹沢大山自然再生活動の一つである県民協働事業に参加しているみろく山の会の自然保護活動は多くの関係者から注目を受けています。この活動に300名近い参加者を集めたことで皆様の熱意と自然保護への関心の高さを改めて知ることが出来ました。
これからも私たち一人ひとりの小さな力を集めて大切な丹沢の自然を守り次世代に緑を多く残すことを目指す我々の活動にご理解とご協力をお願いいたします。
【情報提供】みろく山の会 自然保護部 鈴木様
上記活動報告はこちらもご覧下さい。
みろく山の会第30回清掃・登山道整備活動

自然教室「地図とコンパスこれだけは!」
自然観察会日時/平成24年2月17日(金)18日(土)9:30〜16:00
場所/秦野ビジターセンター・周辺の登山道

主催/秦野ビジターセンター
後援/丹沢大山自然再生委員会
協力/神奈川県自然環境保全センター

山の自然セミナー2011
日時/平成24年2月11、12日
場所/県立山岳スポーツセンター、丹沢鍋割山周辺
上記活動報告はこちらをご覧下さい。

主催/神奈川県山岳連盟(自然保護委員会)
後援/県立山岳スポーツセンター・丹沢大山自然再生委員会

 自然教室「野鳥観察はじめの一歩」
日時/平成24年2月4日
場所/丹沢湖周辺
主催/丹沢湖ビジターセンター
後援/丹沢大山自然再生委員会
自然教室

 高校登山部による登山道整備体験学習
開催日/平成24年1月29日(日)
場所/大倉尾根
〜高校生が取り組む!〜「丹沢やまみち再生体験」
3回目となる高校生再生体験が1月29日(日)大倉尾根一本松ベンチ上部で、高校7校・40名(女子1名)の登山部生徒が参加して登山道補修活動に取り組みました。 戦後の登山ブームに加え、首都圏から近い山岳地帯である丹沢の大倉尾根には多くの登山者が集中した結果、表土が流失しU字・V字型の地形が至る所で見ることが出来ます。特に冬季の傾斜が緩い登山道ではヌカルミが発生する箇所が多く、登山靴の汚れを避けて登山道以外に踏み込む登山者が多く見られ、登山道の複線化が進んでいます。
高校登山部による登山道整備体験学習
岩礫運搬 一輪車と背負子など
みろく山の会ではヌカルミ対策として各種試行を繰り返してきた結果、昨年から岩礫を敷設する工法を他の団体活動に参加して学び、大倉尾根で4ヶ所実施した結果ヌカルミ防止に有効であることが確認できました。ただし、ヌカルミ対策では多くの岩礫を使用することで、その運搬に多くの労力が必要となります。 1回目及び2回目の体験学習は水切り作業がメインで、一度に多くの生徒が加わることが出来ないことから手待ちの生徒が多くなる点が問題でしたが、今回のヌカルミ対策では1人5Kg〜10kgの岩礫を短時間で運ぶ必要があり、作業開始から終了まで過半数の生徒と若い先生によって当初の目標である400kgを超す量を運搬出来たことは予想外の成果でした。
高校登山部による登山道整備体験学習
岩礫運搬説明
高校登山部による登山道整備体験学習
女子部員も背負子で
作業は1時間ほどで終了。ヌカルミ対策が出来た登山道は12mでしたが、若い高校生が取り組む体験学習を目にした多くの登山者から「何をしているの」と聞かれ、主旨を説明すると「ありがとう」「ご苦労様」の感謝の言葉がたくさん寄せられたことは体験学習とボランティア活動に対する評価が十分に得られたものだと確信しています。
高校登山部による登山道整備体験学習
僕らも参加したいなぁー
高校登山部による登山道整備体験学習
岩礫敷設
作業後、来年もよろしくと高体連登山部井上先生から声を掛けられました。参加した高校生が10年・20年後丹沢に来たとき、この水切りやヌカルミ対策を見て、自分たちが高校生時代に取り組んだものだと思いだせるような体験学習が出来ればと元高校生の年長者が計画と準備をしておきます。
高校登山部による登山道整備体験学習
活動終了後の記念撮影

【情報提供】NPO法人みろく山の会 自然保護部 鈴木茂様


自然教室「足もとしっかり愉しい登山」
自然観察会日時/平成24年1月22日(日)9:00 〜16:00
場所/秦野ビジターセンター・大倉尾根

主催/秦野ビジターセンター
後援/丹沢大山自然再生委員会
協力/神奈川県自然環境保全センター

自然観察会
自然観察会平成24年1月14日
「宮ヶ瀬湖畔と早戸川林道で冬の野鳥観察」
上記活動報告はこちらをご覧下さい。

主催/財団法人かながわトラストみどり財団

 森の学校[冬の教室]
  平成23年12月28日〜29日 丹沢山札掛
主催/丹沢自然保護協会
後援/丹沢大山自然再生委員会
上記活動報告は丹沢ホームHP森の学校「2011冬の教室 活動報告」をご覧下さい。
森の学校

 東丹沢早戸川「魚止めの森」清掃作業と下草刈りボランティア活動
平成23年12月11日 早戸川林道
主催/北丹沢山岳センター、町田クラウスの会
後援/丹沢大山自然再生委員会
上記活動報告は北丹沢山岳センターHPをご覧下さい。

 丹沢大山水質調査・登山道利用実態調査(続き)
日時/平成23年5月〜6月
場所/丹沢山域
主催/丹沢大山ボランティアネットワーク・丹沢の緑を育む集い・丹沢大山自然再生委員会
上記活動報告はボラネット瓦版12月号をご覧下さい。
・2011年度丹沢大山水質調査:みろく山の会
・平成23年度登山者数カウント調査レポート(続き):みろく山の会 塔ノ岳チーム
丹沢大山水質調査

 北丹沢神の川流域広河原植林活動
写真  NPO北丹沢山岳センターの呼びかけで集まった、前日宿泊者と当日参加者の30名のボランティアが北丹沢神の川流域「広河原」で毎年実施してきた、植林(苗木200本)と下草刈りを平成23年11月27日(日)に実施いたしました。

今回は、みろく山の会の鈴木氏等4名の初参加のグループや東京の神保氏や海老名の福田氏等いつも参加戴けていた方々と神の川ヒュッテ友の会加藤会長が中心となり活動が行われました。
写真  植林はヤシャブシ50本、ハンノキ50本、ミズナラ50本、ケヤキ50本の4種類の苗木を植林しました。
シカ柵内はシカの進入もなく、植林した苗木も順調に育っています。 来年度の広河原での植林活動はせっかく植林した苗木等が草刈り機で誤って切り取らない様、保護の為の支柱を1000本設置することを計画致します。
今回広河原の植林の為、集まって戴きましたボランティアの皆様、ご苦労様でした。

平成24年度は植林の支柱設置と植林内の下草刈り等を計画致しますので、ご協力のほどお願い申し上げます。

主催/北丹沢山岳センター
【情報提供】北丹沢山岳センター

 自然教室「丹沢からのメッセージ 〜水無川の石ころ実物図鑑づくり〜」
日時/平成23年11月26日
場所/秦野ビジターセンター・水無川
主催/秦野ビジターセンター
後援/丹沢大山自然再生委員会
協力/神奈川県自然環境保全センター
自然教室

 県民参加の森林づくり、自然観察会

 第2回神の川ウォーク
写真  平成23年11月23日、紅葉の中「第2回神の川ウォーク」に70名が参加。地元いやしの湯、神の川キャンプ場よりバス3台送迎用として提供。
紅葉の素晴らしい中、地元青根地域振興協議会、いやしの湯、神の川キャンプ場、神の川ヒュッテ、NPO法人北丹沢山岳センターによる第2回神の川ウォークに相模原市緑区の住民等70名が参加しました。 地元いやしの湯にて出発式が行われ、NPO法人北丹沢山岳センター杉本理事長の司会で、青根地域振興会の関戸基法会長の挨拶でスタートしました。
写真  出発して青根諏訪神社では、樹齢1000年近くの杉の木の紹介や、甲斐・武田勝頼と小田原・北条氏との間で行われた、ここ青根での三増合戦の歴史物語が紹介されました。
神の川街道では地元の森業家の佐藤草木社長より神奈川県での水源地を守り保全することが大切な任務で、他県で実施されている人工林等の枝打ちや間伐より自然林の育成等が必要との話がありました。
神の川キャンプ場では関戸基法社長より、神の川の歴史や今日の基盤を作った苦労話等が話されました。
折花神社や長者舎では関東大震災で全壊した神の川集落や神の川分校などの歴史が説明されました。
全行程8qの最終地である神の川ヒュッテでは二胡の奏者・遠藤芳春氏のコンサートが行われ、過日実施された東日本大震災でのボランティア活動を踏 まえ、元気を取り戻そうと、東北物産展及び地元のリンゴ販売を行いました。
帰途はバス3台にて出発地まで送迎しましたが、途中青根の草木館で北丹沢の間伐材で作った木工品や食品などを見るために、新しい北丹沢の拠点に立ち寄りました。
盛りだくさんのイベントが計画された今回の神の川ウォークは、15:00に盛会の内に終了しました。
参加者は平成24年11月23日(祭)におこなわれる第3回神の川ウォークに再会を誓い解散しました。
役員、参加者の皆様ご苦労様でした。

主催/北丹沢山岳センター・地元青根地域振興協議会・いやしの湯・神の川キャンプ場・神の川ヒュッテ

【情報提供】北丹沢山岳センター 神の川ウォーク実行委員会

 環境学習のための教員研修講座〜丹沢の自然と人の関わりから生態系を学ぶ〜
日時:平成23年11月19日(土) 10:00〜15:00
場所:東丹沢札掛 境沢林道・札掛森の家
主催:神奈川県総合教育センター

平成23年11月19日に東丹沢の札掛で、神奈川県総合教育センター主催の教員向けの研修講座が開催されました。
平成21年度以来、3回目となりますが、毎回テーマを少しずつ変えて実施しています。今回は、県有林の人工林整備をテーマとし、NPO法人丹沢自然保護協会の中村理事長と、神奈川県自然環境保全センター県有林整備課の倉野主査が講師をつとめられました。
当初は、林道や作業道をたっぷり歩きながらの研修の予定でしたが、朝から雨が本降りになってしまったため、札掛森の家から押出沢までの林道往復と、札掛森の家での室内講義にプログラムを切り替えての実施となりました。
雨の中、二人の講師を先頭に境沢林道をゆっくりと歩き、林道沿いの様々な年齢の人工林や、モミ・ツガが生育する自然林、広葉樹を主体とした渓畔林などを観察しながら、人工林と自然林との違い、森林に生きる様々な生き物の関わり、森林が持つ土壌保全や水源涵養などの働き、森林を守るための様々な取組などについて学びました。
札掛森の家に戻ってからの室内講義では、倉野さんからは、神奈川県全体の森林の状況や県有林の沿革、現在行われている事業などについて、時にはスギやヒノキの枝の実物も交えて詳しくお話をお聞きしました。
また、中村さんからは、丹沢の森林や生き物をめぐる歴史、民間団体と行政の関係、森の学校の活動など、人と自然の関わりについて、丹沢の山の中での暮らしと長年の自然保護活動に裏打ちされたお話をお聞きしました。
お二人の講師の豊かな経験と受講された方の熱意に支えられ、また、札掛森の家の方にも親切にしていただき、激しい雨にも負けず充実した研修を行うことができました。講師の皆さん、スタッフの皆さん、受講者の皆さんありがとうございました。

【発信】丹沢大山自然再生委員会事務局 羽太
教員研修講座
モミ・ツガ林を見ながら現地学習
教員研修講座
雨に負けずに渓流と堰堤を観察
教員研修講座
植物が生い茂る柵を前に説明を聞く
教員研修講座
ヒノキやスギの実物も交えた室内講義

森林探訪会
森林平成23年11月13日
弘法山「タバコの里の紅葉を訪ねて」
権現山〜弘法山〜吾妻山
上記活動報告はこちらをご覧下さい。

主催/財団法人かながわトラストみどり財団・全国森林インストラクター神奈川会

 2011年秋 「丹沢フォーラム〜人工林整備の現場を訪ねて〜」 約40人が参加
 丹沢山札掛で、森林の持つ機能や役割について学び、人工林整備 の現場を訪ねる「丹沢フォーラム」を、平成23年11月12日 (土)に開きました。
NPO法人丹沢自然保護協会、丹沢大山自然再生委員会主催。 サントリーホールディングス株式会社に協賛いただきました。
県自然環境保全センター協力。
丹沢フォーラム
間伐材を利用した法面(のりめん)保護
丹沢フォーラム
絶好の散策日和
程よい秋の日差しと気候のなか、約40人の参加者は、案内人の丹沢自然保護協会 中村道也理事長と県自然環境保全センター県有林整備課 倉野知子さんの説明に熱心に聴き入りながら、境沢林道・作業道を歩きました。子供たちや若い女性グループなど、多様な世代にご参加いただきました。
 ゲート前で ガイダンス中、上空にクマタカが現れ、「今日はラッキーだ!」と幸先の良いスタートです。
渓流に沿った森林を再生する取組みの様子、生き物に配慮しつつ防災の役割を持つ堰堤(えんてい)、動植物と共存した人工林整備などについて、現場を前にして分かりやすい説明があり、目の前に広がる森林が大きな役割と機能を持っていることや、森林生態系の保全と活力の向上を目指して、持続可能な森づくりを行っていることがよく分かりました。
丹沢フォーラム
渓流に沿った森林を再生する取組み
丹沢フォーラム
生き物に配慮しつつ防災の役割を持つ堰堤(えんてい)
丹沢フォーラム
新しいかご枠工
丹沢フォーラム
手作りの古い石積
 案内人の倉野さんは「県有林では、細かく目標を定め、自然環境に配慮した森林整備を目指している。県民の皆様のご意見を聞かせてほしい。」と呼びかけた。 参加者は、秋の丹沢を楽しみながら、各ポイントで案内人の話を聞いたり、移動中はスタッフに素朴な疑問を訊ねたり、丹沢の抱える現状や問題、再生の取組みに関心を高めていました。
丹沢フォーラム
未来を担う子供たちが大勢参加
丹沢フォーラム
サントリー「天然水の森 丹沢」 自然再生プロジェクトで作られた植生保護柵
 歩いたあとは札掛森の家で質問タイムとまとめの話。 丹沢に住み、丹沢を知り尽くした中村理事長から「丹沢で自然と人間の協働を進めていきたい。人工林は人間が手を入れた森。最後まで責任を持って手を掛ける必要がある。森の持つ機能や役割に配慮しながら、森づくりを進めていきたい。」と今後の取組みについても語りました。 丹沢フォーラム
質問タイムとまとめの話
 丹沢を知らない方々に関心を持ってもらうために始まった「丹沢フォーラム」ですが、次世代の参加者も増えてきて、丹沢を大切に思ってくださる方々が増えてきたと感じています。
自然豊かな丹沢を守るため、引き続き皆様のご協力をお願いします。
最後に、参加者の皆様、スタッフの皆様ありがとうございました。
【発信】丹沢大山自然再生委員会事務局 塩野

 自然教室「相模の古代の宝石 セラドン石を探しに行こう!」
写真日時/平成23年11月5日
場所/宮ヶ瀬ビジターセンター周辺

主催/宮ヶ瀬ビジターセンター
後援/丹沢大山自然再生委員会

 トイレ紙持ち帰りキャンペーンを実施しました
確認日/平成23年11月5日(土)
コース/西丹沢自然教室前
天気/晴れ

トイレ紙持ち帰りキャンペーンを実施しました
山のトイレのことは皆さんはどれだけご存知ですか?丹沢の山を歩く上で登山者のみなさんに次のことをお願いするためにキャンペーンを行いました。
トイレ紙持ち帰りキャンペーン
キャンペーンのようす1
トイレ紙持ち帰りキャンペーン
キャンペーンのようす2
「丹沢のトイレルール」を紹介します。〜ペーパー持ち帰りで美しい丹沢を〜
1.あらかじめ登山口でトイレを済ませてください。
2.山の中ではできるだけトイレで用を足してください。この時使用されたペーパーは持ち帰ってください。
3.野外で用を足した方も使用されたペーパーは持ち帰ってください。
今年の6月に引き続き、訪れる登山者の方にトイレ紙の持ち帰り用マナー袋を配布したり、呼びかけなどを実施しました。電気も水道もない山岳トイレに捨てた使用済みペーパーはし尿の分解の妨げになります。また、野外に放置された紙もなかなか土に帰りません。自然と景観に配慮して、山歩きを楽しんでください。 トイレ紙持ち帰りキャンペーン
キャンペーン用ブース
【情報提供】かながわパークレンジャー

 自然再生シンポジウムを開催しました!
開催日:平成23年10月30日(日)
会場:かながわ労働プラザ(横浜市)
寄付:トヨタウエインズグループ
主催:丹沢大山自然再生委員会
共催:神奈川県自然環境保全センター
参加者数:約270名
自然再生シンポジウム
 丹沢大山の自然再生に県民、企業、学識者、行政などが連携した取組を始めて5年の節目を迎えたいま、活動団体間の情報共有はもとより、広く一般の方にも丹沢再生のことを知ってもらいたいという思いのもと、これまでの取組で「見えてきたこと」を報告しあうシンポジウムを開催しました。当日の参加者は約270名で、なかには若者の姿もあり客層の幅広さを感じました。
基調報告、5団体の活動報告、13団体のポスター発表、問題提起、会場との意見交換というプログラムで、報告はそれぞれ大変聞き応えのあるものでした。
基調報告をいただいた東京大学大学院鈴木教授からは、自然再生には「地球史」という長い時間軸や災害など50年〜100年規模の時間軸がある一方で、すぐに成果を求められるという短い時間軸があり、双方の調和が大切だというお話があり、自然相手の取組の難しさを考えさせられました。
また、5つの団体からの活動報告は、沢の大腸菌検査や外来種の捕獲、神奈川県の丹沢大山自然再生計画に基づくブナ林再生事業など多岐に渡り、私たちの暮らしを支える森、丹沢を、自ら行動を起こして再生させようとなさっている皆様のご尽力に、頭が下がる思いがしました。
問題提起では、再生委員会の県民事業専門部会中村部会長から、山麓での開発が進んでいることへの問題提起と規制する条例が必要との提案がされました。また、同じく再生委員会の事業計画・評価専門部会羽山部会長からは、丹沢大山総合調査から丹沢再生に携わってきたお立場から、調査員の再結集、水源施策と丹沢再生との統合、隣接県との広域連携の必要性を説かれました。いずれのお話も体験をもとに語られ、納得させられるものでした。
ポスター発表では会場のフリースペースいっぱいに貼られたポスターの前で参加者に取組をPRしていただきました。ほとんどが再生委員会のメンバーではない団体でした。メンバーの垣根を越えた、交流の場となったことと思います。
発表のあとは参加者の皆様との意見交換の時間です。参加者の皆様は、長時間の発表にお疲れではないかな?と心配していましたが、活発な質問や意見が出され、それに対して発表者や関係者がざっくばらんに回答する掛け合いが新鮮でした。参加者のお1人から「次世代を担う若者へのアピールが足りない」という声が上がるなど、主催者側も学ばせてもらえる意見交換だったように思います。最後に新堀副委員長の総括で締めくくられました。
今回のシンポジウムに関わる全ての方にとって、何か得るもののある1日になっていたら嬉しく思います。長時間お付き合いくださった参加者の皆さま、発表者の皆さま、お手伝いくださったスタッフの皆さま、本当にありがとうございました。
【発信】丹沢大山自然再生委員会事務局 橋本
自然再生シンポジウム
受付を済ませると早速ポスター見学する熱心な参加者のみなさん
自然再生シンポジウム
東大鈴木教授の基調報告でシンポジウムの幕開け
自然再生シンポジウム
秦野ビジターセンターからは身近な窓口としてのビジターセンターをPR
自然再生シンポジウム
北丹沢山岳センターの報告では北丹沢地域を盛り上げたい思いが伝わった
自然再生シンポジウム
ポスター発表は発表者と参加者の交流の場に
自然再生シンポジウム
意見交換はテレビ神奈川の壷阪さんの進行で和やかな雰囲気のなか行われた
発表者:(発表順)東京大学大学院 鈴木雅一氏、秦野ビジターセンター柳川美保子氏、NPO法人北丹沢山岳センター杉本憲昭氏、神奈川県勤労者山岳連盟小林朋子氏、日本野鳥の会神奈川支部石井隆氏、神奈川県自然環境保全センター羽太博樹氏、NPO法人丹沢自然保護協会中村道也氏、日本獣医生命科学大学 羽山伸一氏、ポスター発表団体13団体(かながわ山里会、NPO法人四十八瀬川自然村NPO法人自然塾丹沢ドン会、名古木里山を守る会、秦野市の里地里山を育む会〔小蓑毛の棚田づくり〕、はだのネイチャー・ウォッチング・クラブ、丹沢ゴミ調査会、丹沢ブナ党NPO法人丹沢自然保護協会NPO法人みろく山の会ビジターセンター日本野鳥の会神奈川支部神奈川県自然環境保全課
資料をダウンロードできます。

 三ノ塔モニタリング(緑のコリドー計画)
低木林に向けて順調に推移しています
2011年10月29日、 三ノ塔ヨモギ尾根上部の植栽地で継続している生育調査を行いました。今回調査したのは平面図にあるNo.4とNo.7の枠です。No.7については時間の関係で途中でやめたので、No.4について報告します。

ヨモギ尾根植栽地平面図
No.4の過去のデータを今回も含めて推移を表で示します。調査に当たっては、森林に向けてどのように移り変わるか調べるために調査の効率も考慮して、原則として草本は記録していません。
また、木本については植栽した可能性の強いブナ、ミズナラ、ケヤマハンノキ、ヤシャブシを除いて50センチ以下は対象外としました。樹高については主軸か側枝を問わずその個体の一番高いところを測定しています。

表から分かることは、年と共に出現する種が増えていること。逆に全体の本数(個体数)は減っていることです。草原から森林に移り変わっていく姿と言えましょう
。 植栽した可能性の強い5種類について成長の様子をたどるとグラフのようになります。
グラフ少し見にくいのですが、ヤシャブシとケヤマハンノキが著しい成長を見せています。
一番成長が遅いのはブナです。それでも植えたときの苗は50センチ程度でしたので着実に根付いていると言えます。
このグラフから陽樹であり、根に根粒菌を持つヤシャブシやケヤマハンノキが土地に肥料を与え、日陰を作り将来の森林主要構成種であるブナや、ミズナラの育つ場所を準備しているというセオリー通りの姿が見えます。
調査では枠外のことは調べていないのですが、今回外側で今まで少なかったススキがかなり茂っている印象を持ちました。シカの保護管理事業による個体数調整が進んだ結果かも知れません。
協力して頂いた皆様に感謝いたします。
モニタリング
No.7の柵の外側(2010.10撮影)
モニタリング
同じ場所で2011.10撮影
主催/丹沢自然保護協会・丹沢の緑を育む集い
共催/丹沢大山自然再生委員会
【情報提供】丹沢自然保護協会 青砥航次様

 第26回かながわ県民登山
写真日時/平成23年10月29、30日
場所/表丹沢(大倉・三ノ塔・二ノ塔)

主催/神奈川県山岳連盟
共催/日本山岳協会山岳共済会
後援/(財)神奈川県公園協会・神奈川県教育委員会・(財)神奈川県体育協会・秦野市教育委員会・神奈川新聞社・(社)日本山岳協会・丹沢大山自然再生委員会
協賛/NPO法人北丹沢山岳協会・(株)さんこうどう

 丹沢大山ボラネット交流会

開催日/平成23年10月29日(土)10:00〜15:00
場所/自然環境保全センター 自然観察園
丹沢大山ボラネット交流会 丹沢大山地域でボランティアによる保全活動を実施している団体同士の交流を通して、相互の連携や活動の多様化、一般への保全活動の理解や参加を促すこと等を目的として、「ボランティアによる生態調査と外来種の駆除体験」をテーマに、自然環境保全センターを会場として交流会を開催しました。
丹沢大山ボラネット交流会●野外施設池再生隊
講師である水産技術センター内水面試験場の勝呂主任研究員とNPO法人神奈川ウォーターネットワーク(ボラネット会員団体)の住倉さんの指導のもと、排水しておいた池に入り、網を使って魚類を捕獲しました。捕獲した魚類は、種類ごとに分類し、一部を計測・記録。(50匹以下のものは全量計測し、50匹以上の多数のものは、50匹まで計測。)計測・記録の後、外来生物であるコイとブルーギルは駆除し、それ以外の魚類及び昆虫類は池に放流しました。

●試食会
昼食時には、あらかじめ捕獲し泥抜きしておいた外来種のアメリカザリガニを、@素揚げ A塩茹で B味噌汁にして試食してみました。素揚げし熱いうちに塩をまぶしたものが好評。
●意見交換 ・植生保護のためにシカ柵を設置したが、その結果アメリカザリガニを捕食する小中動物の出入りが阻害された可能性がある。
・たたら沢はホトケドジョウの密度が濃く、池の駆除作業は今後も継続するべきである。
・勝呂氏から調査結果の概要報告。
モツゴ(都市河川に多い)  500
メダカ(外来の経緯がある) 多数
ギンブナ          50
ブルーギル(比較的神奈川県は少ない)
トウヨシノボリ(陸封のハゼ)
アメリカザリガニ      500
コイ(水生昆虫への影響大)  4
水生昆虫は少なかった
丹沢大山ボラネット交流会
・参加者の一人(四十八瀬川自然村、釣りインストラクター)からも今回のような活動について機会があれば協力したいとの申し出もあった。

今回の結果をもとに、自然環境保全センターは今後野外施設の池や沢をどのように管理すればよいか。例えば、この地域の本来の谷戸の環境指標となるアブラハヤやホトケドジョウを再生・保全に重点をおく管理を行う等の検討と、今後もボランティアの協力が必要だと強く感じました。 主催/丹沢大山ボランティアネットワーク
協力/神奈川県自然環境保全センター
後援/丹沢大山自然再生委員会
【情報提供】自然環境保全センター自然保護課

 第24回 植樹活動 コリドー(みどりの回廊)を丹沢から
 平成23年10月23日(日曜日)※荒天により22日から延期、大山北西斜面にて行われた植樹活動に参加しました。平成10年にNPO法人丹沢自然保護協会が始めたこの活動は、今回で24回目を迎えました。植栽場所は三ノ塔から替わって、大山北尾根に移行する前段として試験的に実施、ということで、主催の丹沢自然保護協会員とスタッフの少数精鋭で和気藹々と行いました。
爽やかな秋晴れのなか、ヤビツ峠に続々と到着するバスは、若い世代の登山者もたくさん!昨今の登山ブームを実感しました。
ヤビツ峠から苗木や道具を運び上げて植栽地に到着。初めての参加者は急傾斜地に驚きながらも、重いクワをふるって穴を掘り、大切に大切に苗木を植えました。また、初めての試みとして、丹沢の笹の再生を願い、スズタケの植栽を試みました。
そして、後ろを向けば、以前に植樹したところに緑が増えてきていることがよく分かりました。
植樹活動
苗を背負って出発
植樹活動
長〜いスズタケ
植樹活動
「深く掘るんだぞ〜」と中村理事長の叱咤激励を受けながら
植樹活動
植えた苗と記念写真
植樹活動
小さい参加者、お父さんと一緒に
植樹活動
あのあたりが今まで植樹したところですよ〜
 丹沢の爽やかな空気を身体中に取り込んで気分爽快。「丹沢を楽しむ多くの方々に、丹沢の自然の大切さや取組みをもっと知ってもらいたい。」と決意を新たにすることができました。
次回からは、どなたでも参加できる予定です。丹沢を楽しみながら、自然保護活動に参加してみませんか?きっと新しい発見があると思います。次回は来年度5月の予定です。ご参加お待ちしています!

【発信】丹沢大山自然再生委員会事務局 塩野

 自然教室「丹沢の野生動物〜くらしをさぐってみよう〜」
写真日時/平成23年10月22日
場所/宮ヶ瀬ビジターセンター周辺

主催/宮ヶ瀬ビジターセンター
後援/丹沢大山自然再生委員会

 公開みろく登山スクール
写真日時/座学 平成23年10月22日(土)
実技 平成23年10月30日(日)
公開「みろく登山スクール」は10月22日、横浜市開港記念会館で35人の参加者で開催。また実技山行は三浦アルプスで「みろく祭り」と合体し28人の参加者で行い、和やかな趣味の会のコミニティーを体験していただきました。
写真
主催/みろく山の会
後援/丹沢大山自然再生委員会
【情報提供】みろく山の会 事務局

 自然教室「実践!山でのトラブル対処法」
日時/平成23年10月16日
場所/西丹沢自然教室
主催/丹沢湖ビジターセンター・西丹沢自然教室
後援/丹沢大山自然再生委員会
自然教室

 親子でチャレンジ・クライミング
写真日時/平成23年10月10日
場所/神奈川県立山岳スポーツセンター 野外ボード
10月10日開催の県民スポーツ週間・親子でチャレンジ・クライミングは、好天に恵まれ賑やかに開催出来ました。
3組7名の欠席がありましたが、トータル56名の参加でした。各自がそれぞれの目標を設定し、特に午後はグレードを高めたルートにチャレンジしていました。 多数のご参加有難うございました。厚くお礼申しあげます。

主催/神奈川県山岳連盟
共催/神奈川県立山岳スポーツセンター
後援/丹沢大山自然再生委員会
協賛/NPO法人北丹沢山岳協会
こちらもご覧下さい。

 ワールドフェスタヨコハマにて丹沢を紹介
 平成23年10月8日(土)・9日(日)横浜山下公園で開催されたトヨタウエインズグループ特別協賛「ワールドフェスタ・ヨコハマ2011」にて丹沢大山自然再生委員会は丹沢を紹介しました。お天気に恵まれ例年を超える大勢の人出の中で丹沢大山自然再生委員会のブースは、トヨタウエインズグループさんの縁日と並んで子ども達の集客に成功し、丹沢をPRするとともに自然に興味を持ってもらうことができたかと思います。
ワールドフェスタ
若い人には山ウエアが目をひいて
ワールドフェスタ
自然素材工作って楽しい〜もう夢中
 今年のブースは人気の丹沢の間伐材を使った円板や押し花などで工作体験のできる「森で遊ぼう!」コーナーと丹沢での自然の楽しみ方を紹介する「丹沢へ行こう!」コーナーを設け、はく製や登山グッズの展示、堅苦しくないパネルや写真展示を心がけ、人目をひきました。
 「森で遊ぼう!」コーナーでは、工作を楽しむ親子連れが途切れることがなく、1日目で工作材料がかなりなくなるなどの大盛況ぶりでした。木やどんぐり、森の動物達をかたどったスタッフ手作りのスタンプなどを使い、自然の素材に触れる面白さを感じてもらえたと思います。自然に親しむ、小さな一歩です。
ワールドフェスタ
今日のお土産できたよ
ワールドフェスタ
未来をになう子ども達、命を育む「森」に興味がわいたかな
 「丹沢へ行こう!」コーナーでは、まずはく製に目を留めた方が「これ本物ですか?」と一言。「本物ですよ、どうぞ近くで見てください」というやりとりから、「へえ、こんな鳥がいるんですね」と、ちょっぴり森に興味を持ってもらえた様子が見られました。
また「今度鍋割山に行くんですよ」という方とコース情報の話に花が咲くことや、時には「シカが多すぎるんだよね、たくさん獲らなきゃ」という方に、神奈川県のニホンジカ保護管理の取り組みについて説明することもありました。
 全体的には丹沢の存在をほとんど知らない方や、ハイキングやキャンプについて関心がある方がほとんどで、比較的険しい地域が多い丹沢としては紹介が難しい場面もありました。そのような方々に、まずは丹沢に興味をもっていただけるように、より上手な伝え方を考えていきたいと感じました。
ワールドフェスタ
丹沢へ来てくださいね
 最後にトヨタウエインズグループ様をはじめご協力いただいた多くの方々に感謝いたします。ありがとうございました。

協力/NPO法人丹沢自然保護協会・公益財団法人神奈川県公園協会・サントリーホールディングス株式会社・財団法人かながわトラストみどり財団・丹沢大山ボランティアネットワーク(NPO法人かながわフィールドスタッフクラブ)
【発信】丹沢大山自然再生委員会事務局

 秋の夕べに二胡の奏でる調べを陣馬山・和田峠で開催
写真  平成23年10月8日(日)に開催された二胡の夕べは十三夜の素晴らしい月夜の下で開催されました。
陣馬山・和田峠の二胡の音楽祭を兼ねたフェスティバルに相模原市緑区高部区長夫妻が参加され、多くの方々のご協力を戴きここに成功裏のうち終了出来ました。
事前の充分なる準備もなく陣馬山和田峠を訪れるハイカーの皆様の参加協力に心から感謝いたします。
陣馬山山頂に於ける芳晴さんの奏でる哀愁をおびた二胡の音色に、参加者一同、一時の安らぎを満喫していました。
短時間の内に山頂の信玄茶屋、富士見茶屋、清水茶屋と三軒の茶屋を掛け持ち和田峠「峠の茶屋」に下山した時は秋の日はつるべ落としと言われるような夕暮れが迫っていました。
相模原市緑区の高部区長ご夫妻の参加を戴いたこと、又二胡の奏者・遠藤芳晴氏に付き添いエスコート戴いた八王子恩方在住の炭焼き三太郎さんこと尾崎正道氏に感謝申し上げます。
ここに簡単ですが、ご報告とお礼のご挨拶を申し上げます。

主催/和田峠「峠の茶屋」二胡の夕べ実行委員会
協力/藤野観光協会・八王子観光協会・相模原市緑区・藤野里山クラブ・八王子エコクラブ・北丹沢山岳センター
【情報提供】北丹沢山岳センター 杉本様

 北丹沢青根地域の活動報告会
北丹沢青根地域の活動報告会  平成23年10月2日(日)に相模原市緑区青根に於いて、北丹沢「青根地域活動報告会」が開催されました。
この呼びかけは地元を中心に活動するNPO北丹沢山岳センターが主催するシンポジュウムにより行われました。
当日は日本大学・糸長浩司教授の基調報告及び相模原市緑区高部博区長の挨拶に続き、パネルディスカッションが行われました。
パネラーとして青根地域振興協議会会長関戸基法氏、青根振興協議会理事長天野真一氏、このま沢キャンプ場社長井上勝夫氏、青根婦人会会長中島ケイ子氏、神の川ヒュッテ後援会会長加藤博恵氏とNPO北丹沢山岳センター理事長杉本憲昭氏の司会で3時間にわたり休憩なしで熱心なディスカッションが行われました。
会場にはいやしの湯関係者、青根地域振興協議会の役員関係者、社会福祉法人青芳会、青根苑の施設長、神奈川県環境保全センター、丹沢大山再生委員会、相模原市職員とNPO北丹沢山岳センターの関係者が参加しました。
主題の青根地域に於ける環境活動や村の再生事業、北丹沢の自然と調和する町づくり等今後の活動が話合われました。
まとめとして糸長浩司教授よりバス路線等地域の観光、住民の足の確保、自然を利用した産業(農業)の掘り起し、東北震災地域との交流を通じて青根地域の活性化につなげることが出来るのではないかとの話がありました。

主催/青根地域の住民活動を通して交流実行委員会(北丹沢山岳センター)
後援/丹沢大山自然再生委員会・相模原市緑区・特養施設青芳会・青根苑

【情報提供】北丹沢山岳センター 杉本様

 自然教室「丹沢登山!〜自然再生の現場を訪ねて〜」
日時/平成23年9月25日
場所/ヤビツ峠〜富士見山荘〜三ノ塔(往復)
主催/秦野ビジターセンター
後援/丹沢大山自然再生委員会
協力/神奈川県自然環境保全センター
自然教室

 第2回環境登山
日時/平成23年9月25日
場所/丹沢山塊 三ノ塔頂上付近
主催/神奈川県山岳連盟
支援/丹沢の緑を育む集い実行委員会
後援/丹沢大山自然再生委員会
上記活動報告はちらをご覧下さい。
環境登山

 自然教室「夜の森へでかけよう!」
日時/平成23年8月27日
場所/宮ヶ瀬ビジターセンター周辺
主催/宮ヶ瀬ビジターセンター
後援/丹沢大山自然再生委員会
自然教室

 森の学校[夏の教室]
  平成23年8月14日〜17日 丹沢山札掛
主催/丹沢自然保護協会
後援/丹沢大山自然再生委員会
上記活動報告は丹沢ホームHP森の学校「2011夏の教室 活動報告」をご覧下さい。
森の学校

 自然教室「昆虫からの招待状」
日時/平成23年8月6日
場所/丹沢湖ビジターセンターと周辺の森、草原
主催/丹沢湖ビジターセンター
後援/丹沢大山自然再生委員会
自然教室

 星空観察・テント泊体験&親子シャワークライミング
写真日時/平成23年7月30〜31日
場所/神奈川県立山岳スポーツセンター・葛葉川本谷

主催/神奈川県山岳連盟
共催/神奈川県立山岳スポーツセンター
後援/丹沢大山自然再生委員会

 夏休み親子自然探検隊
写真開催日/平成23年7月24日(日)
場所/山北町皆瀬川

[山北・皆瀬川流域で生きている自然の猛威を観た!!]
2011年7月24日(日)「夏休み親子自然探険隊」が開催されました。応募申込みは331名(121組)と盛況。可哀相でしたが45名に絞りました。最終的に参加者は46名(親23名子23名)20家族。スタッフは16名、見学2名で実施しました。
写真  今回の「夏休み親子自然探険隊」開催については、町役場との打合せ・清掃・ルート確保など5回ほど行い安全で楽しい遡行を心がけました。神縄断層地帯での湧き水、崖を登るための階段設置、路肩補強、雑草除去など諸々の作業を行い、万全の準備をいたしましたが、22日に最終点検したところ、数日前の豪雨で神は縄断層地帯の水場が埋もれて、無くなってしまいました。それと水流が強く川の渡渉が困難な場所もありルートを若干変更しました。
本番当日は、山北ふれあい交流館での展示された化石を見たり、丹沢の成り立ちの話やビデオなど予備知識を導入。もう子供たちはわくわく期待むんむん。
現地に着くと、少し急な階段を下りて草を刈った広場で神縄断層の露頭で断層の説明がありました。そして上流へ移動、しかし川を渡渉して中州へ、初めコワゴワしていた子供たちも、スタッフの手助けで流れの中に足を入れたら、面白がってビシャビシャと水と戯れていました。色々な石を探して先生に鑑定してもらい、大人よりも勉強熱心でした。ご褒美に2日前から冷やして置いたスイカを皆で味わいました。冷たくて美味、「食べた後の皮はゴミ袋に入れ、皆の川を来た時よりもきれいにしようね」と自然を尊ぶ心を教えました。
急な梯子を登り、崖をザイルで攀じ登りバスに乗車し八丁へ。昼食、昼休みは、川の木からのブランコ、ターザンロープ、大小のビニール袋で水と力比べなど楽しい時間を過ごしました。
再びバスで移動、「アオサンゴの化石発見隊」のスタート。ザイルに捕まりながら、川へ下降、めざす「アオサンゴの化石」をブラシで岩をこすって発見。流れで濡れたってへっちゃら。もうここには、いたずらっ子もいじめっ子もいません。みんないい子、目がキラキラ輝いています。

水が、流れが、木々の緑が、そして美味しい空気が、子供たち、いえ、大人の人々の心も浄化してくれたのでしょう。多数のスタッフの方々、お手伝いありがとうございました。

主催/丹沢大山ボランティアネットワーク
共催/丹沢大山自然再生委員会・丹沢の緑を育む集い実行委員会
【情報提供】丹沢大山ボランティアネットワーク 杉山様

 自然教室「宮ヶ瀬の自然図鑑を作ろう」
日時/平成23年7月24日
場所/宮ヶ瀬ビジターセンター・早戸川林道
主催/宮ヶ瀬ビジターセンター
後援/丹沢大山自然再生委員会
自然教室

 県民参加の森林づくり・体験講座、みどりの学校

 丹沢大山水質調査・登山道利用実態調査
日時/平成23年5月〜6月
場所/丹沢山域
主催/丹沢大山ボランティアネットワーク・丹沢の緑を育む集い・丹沢大山自然再生委員会
上記活動報告はボラネット瓦版6月号をご覧下さい。
水質調査
・2011年度丹沢大山水質調査の様子:小林昭五(丹沢自然学校)調査員レポート
・平成23年度登山者数カウント調査レポート:平野秀樹(北丹沢山岳センター)調査員レポート

 トイレ紙持ち帰りキャンペーンを実施しました
実施日/平成23年6月4日(土)
場所/西丹沢自然教室前
西丹沢自然教室前にてトイレ紙持ち帰りキャンペーンを実施しました
梅雨の晴れ間の週末と檜洞丸付近のゴヨウツツジなどツツジ類の開花時期が重なり、西丹沢の登山口である西丹沢自然教室前は大勢の登山者で賑わっていました。訪れる登山者に自然公園利用のマナー啓発の一環としてパークレンジャー等3名でトイレ紙持ち帰りについての啓発活動を行いました。

現在、県が設置した山岳公衆トイレは避難小屋のものを含め8箇所あります。いずれも土壌処理方式であるため、通常の電気、水道完備の水洗トイレと違い処理能力が低く、資材搬入も難しく、故障が発生すると補修に多くの時間と費用がかかります。故障の原因となりうる使用済みのトイレ紙を便器にいれず、持ち帰っていただくとともにゴミなどの異物は絶対に入れないようご協力をお願いしています。

野外で用をたすこともあるかもしれませんが、放置されたトイレ紙は見た目も悪い上、自然の中ではなかなか分解されません。

上記をふまえたうえで
●トイレ紙の持ち帰り用マナー袋配布
●使用済みトイレ紙持ち帰り呼びかけ
●あらかじめ登山口でトイレを済ませるよう呼びかけ
●パネルを使って山岳トイレ事情の説明
●トイレグッズ展示(携帯トイレ、携帯ウォシュレット等)
などを実施しました。

午前8時ごろから10時ごろまでには約300名の方にマナー袋の配布が できました。すでにトイレ紙の持ち帰りを習慣になさっている方も少なからずいらっしゃってすこしずつですがトイレ紙は持ち帰るということが浸透していっているのではないかと思いました。しかし、いままで意識したこともなかったという方も多くいらっしゃったのでこのキャンペーンは今後も続けていきたいと思います。
写真
続々到着するバス
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キャンペーン用ブース
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キャンペーン用ブースでマナー説明中
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下山者にトイレマナー説明中
【情報提供】かながわパークレンジャー

 丹沢クリーンハイク
日時/平成23年5月29日
場所/丹沢山域
主催/神奈川県勤労者山岳連盟
後援/神奈川県・丹沢大山クリーンピア21・丹沢大山自然再生委員会
上記活動報告はこちらをご覧下さい。
クリーンハイク

 森林づくりボランティア
森林づくりボランティア平成23年4月〜6月
神奈川県と提携の水源林約8ヘクタールをフィールドに助成金をバックに森林づくりボランティア活動を実施。平成22年度は、約20アールの林地の不良立木の間伐や倒木落枝など地表整備を行い、地表植生の回復などを試みた。実施した約20アールのフィールドには地表照度が改善し、林床の植生の順調な回復が見られた。一方、伐採木(コナラ)を活用してのシイタケなどの植菌作業も行うなど、林地の利用についても試行を開始した。健全な森林作りに向け研究と実践を重ねている。
森林づくりボランティアこの森林活動は山ビルの季 節を避け晩秋〜初夏の季節を重点に引き続き展開していく。是非、ご参加をお願いします。
主催/神奈川県山岳連盟
後援/丹沢大山自然再生委員会
【情報提供 神奈川県山岳連盟 松隈様】

 2011年春 丹沢フォーラム「秦野の里山を訪ねる」
日時/平成23年4月24日(日)9:30〜12:00
場所/県立秦野戸川公園の周辺の里山
講師/県立秦野ビジターセンター自然解説専門員 柳川美保子・村上美奈子(2人)
参加者/23名(申込時点)
 丹沢フォーラムというと、丹沢の自然環境の現状や問題点を把握するというテーマが主体ですが、今回は少し趣向が異なりました。春を迎えた丹沢山麓をのんびり散策しながら、自然観察を楽しむという、丹沢初心者の方でも参加しやすい企画でした。 当日は、雨上りの暖かな日和とあって、ヤマビル出現が予想されました。出発前にズボンの裾を靴下に入れ、塩を用意して頂き、ヤマビル防除スプレーを靴にかけてもらうなどして、ヤマビル出現に備えました。 写真
立体地図を見ながら表尾根の山並みついて解説を受ける
 コースは、秦野戸川公園パークセンター前→大倉尾根登山口付近→2010年植樹祭の植樹会場→休耕農地→西山林道東側→秦野戸川公園で、柳川班、村上班の2班に分かれて、それぞれ逆コースから巡りました。
班によって、見られたものや内容が多少異なるかもしれませんが、少しご紹介します。
写真
本物のスミレとスミレ色を比較する
 路傍にはタチツボスミレやクサイチゴ、ヒメウズなどの花が咲き誇り、山並みを眺めると様々な色合いの新緑が目を楽しませてくれました。新緑を前にして、講師の方が色見本を取り出し「萌黄色」はどの色かを質問、みんなで考えてみたり、新緑は何色あるか数えてみたり、本物のスミレが咲いていたので色見本の「スミレ色」と比較してみたり……春を堪能し、改めて丹沢山麓の自然の豊かさを発見出来た内容でした。
 休耕農地には、シカやイノシシの糞や足跡などの痕跡が数多くあり、野生動物の生息場所になっていることを実感しました。そこには、ビッグサイズのヤマビルもたくさん出現。あらかじめ防除はしたものの、足元を這い上がろうとするヤマビルが何匹もいました。列の後ろの人が前の人につくヤマビルを取るなどして、なんとか吸血はまぬがれました。ヤマビルを目にしたことのない人はかなり驚いたようでしたが、ベテランの方々が、アスファルトの上では生き延びられないことやヤマビルを指でこねて体の水分を奪えば弱ってしまうことなど、ヤマビルの生態について詳しく教えてくださり、ヤマビルへの恐怖感を和らげてくれました。
写真
休耕農地を歩く。野生動物の痕跡多数
写真
2班がすれ違い、少し情報共有
 植樹会場は、植生保護柵で囲われており、シカなどの採食を防いでいましたが、柵内にシカの糞が落ちており、管理の大変さも感じられました。一方で、植樹前に間伐を行ったことで適度に日光があたり、植樹された木々の多くは死滅することなく、良好な環境で生育しているようでした。一部にはスズタケも残っており、シカの影響を受けながらも昔ながらの里山の環境を留めていることも観察できました。
丹沢は、野生動物の影響やヤマビルなどの問題を抱えつつも、誇るべき自然がたくさん残っている事を感じさせてくれました。参加者の口からは「本当に良い所ねえ」「すごくきれい」「また違う季節に歩いてみたい」などの言葉がもれ、春の里山の素晴らしさを味わっていました。
今回は、丹沢歴の長いかたから初めての方まで幅広い層の方々が参加していましたが、講師の方による自然体験プログラムや自然解説だけでなく、ベテランの方が時には講師役になったりと、すべての方が和気あいあい楽しめる、のんびりゆったりの春の丹沢フォーラムでした。
写真
植樹会場を観察する
写真
スズタケが一部に残る雑木林
【情報提供】丹沢自然保護協会 長澤様

 神の川流域山開き・清掃活動
日時/平成23年4月16、17日
場所/津久井町青根
主催/北丹沢山岳センター・神の川ヒュッテ管理委員会・蛭ヶ岳山荘管理委員会
後援/丹沢大山自然再生委員会
上記活動報告はこちらをご覧下さい。
上記は再生委員会や委員の団体の活動の一部を紹介しております。
これらの他にもさまざまな活動が実施されています。リンクをご活用ください。



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